がんばらないTURBO

元不登校かつ人苦手マンなもんで、大体うらみごとと考えごとをしている。そしてブログにまとめる。音楽、お笑い、e-Sports、本、投資、うすぼんやりした美術鑑賞。

クワイエット・プレイス感想:予告編で大体オッケー

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filmarks.com(映画の感想大体ここに流し込んでます)

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 設定一つでゴリ押すタイプの映画でございました。親子の絆的な要素も一応ありましたけども、「音を立てたら即死(即死とは言ってない)」という世界観から、上映時間全てを通して静かになり、それが緊張感を生む構造になっております。

 「音を立てたらクリーチャーがやってきて殺される」という緊張感を楽しめる方は見る価値あると思いますし、この一点以外、全体を通してとんでもねえ映画ではないことがなんとなく想像できてしまう方には向かないかなあと見ながら思っておりました。

 

 どのくらいの音を立てるとアウトなのか、音を立ててもどのくらいがセーフなのか、というルールが緊張感の鍵になると思うのですが、この映画では2回「セーフな空間」が出現します。上映時間中、登場人物がまともに会話できる少ないタイミングで、ホラーのために1シチュエーションに無理やり押し込めたこの作品としては、使い所の少なさ自体はよかったと思います。

 ただ2個めの場所・状況については、「それがオッケーなら日常生活でも使っていいんじゃね?」とか思ってしまうわりと簡素なつくりで、ソリッドな状況だからこそ、緩和時のガバっとした部分が目立つ、ありがちな粗の出方はあったかなあと思います。

 

  住んでいる家族がどうなって、映画のような状況に陥ったのかはほぼ説明されませんが、どうやら、全世界でそのような状況に陥っている世界線のようでした。それでいて、生き残った人類が固まって生活して力をあわせているような世界でもなくて、クリーチャーは音以外に反応できない性質であって、「音を立てなくても」うっかり民家に入ってくることもあって、それでいて家族は家に猟銃があって、親父さんは偶然機械の開発ができて…と、「音が立てられない緊張」と「家族の絆」という2本柱以外に集中しきれない、ホラーのための都合良すぎる設定がだんだんと気になり始めて、僕は最後まで楽しめなかった感がありました。でも釘は好きよ。

 

 一番「オルルァ!」ってなったところは、その状況で嫁を妊娠させたことですよねー。無音セックスが気になるぜゲヘヘ、っていうんじゃなくて(気になるけど)、子供は生まれたら確実に泣きますやん。無音でいられない期間が必ず発生するのに、家族を大事によりしようとする親父がなんで子供を作ったのか意味がわからない。その解決方法として用意されていたものも、やっぱり雑なんですよ。

 一応、家族がクリスチャンという設定を見せてきたりはしてたけど、それって確か中絶しない云々よね。作る段階でも敬虔なクリスチャンである設定て「無理のない状況」に貢献してるんかな。わからん。

 思うに、「音をこのくらいまで立ててオッケー」というのを、家族だけが感覚的に理解している、くらいの設定にしておかないと、見る側は寧ろ「あれはオッケーなのか」「これはダメなのか」という可否を気にしてしまうと思うわけですよ。

 

 そしてラスト、まあ書きませんけど、クリーチャーが何匹いるのかわからんし、対抗手段が有限なのに、それで終わっていいのかなあ、と僕は思いました。 

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