がんばらないTURBO

元不登校かつ人苦手マンなもんで、大体うらみごとと考えごとをしている。そしてブログにまとめる。音楽、お笑い、e-Sports、本、投資、うすぼんやりした美術鑑賞。

新人を教育する指針が上司と合わなかったという話

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先日、4年弱努めた会社を退職しまして、新たな会社に勤めることになりました。

そこで、その会社に新たに務める新人として、新人の扱いに疑問を持ったわけなのですが、それが「そんな難しいことなのか?悩む自分がおかしいのか?」とずっともやもやしているので、記事にしちまおうというわけです。

 

その内容というのは、「『新人は新しく入ったゆえ仕事できないよね』という前提をどう捉えるか」という話なのです。

 

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前職での私

4年弱とはいえ、前職での僕は、とある部門で新しく入った方に仕事のレクチャーをする仕事が結構ありました。

その時、つくづく思ったのは、新しく入った人は若者だろうが中年だろうが、とにかく不安に満ちていることが多い、ということです。

これから、下手すると何年何十年もやっていかなきゃならないのに、人も仕事も環境もさっぱりわからず、やっていいことも悪いこともわからない。『わからない』ってことが不安なのに、それを表明する相手もいない。

じゃあまず、仕事をする上で安心できる状態に持っていくことが大切だと思いました。そうでないと、その人の仕事のパフォーマンスなんて測れないですしね。

 

当たり前ですが、新人が満足に仕事できるわけないですやん。だから、もし仕事ができなかったら教えた側の責任だと思うし、教えた仕事が出来てなかったら教え方が悪かったのだと思うし。

とにかく「出来ない」という結果について責任を問う意味はないと思いました。だって新人だから。責任なんか取りようがない。下手すりゃ、指摘の意味だって理解できず、「理解できないことで何か言ってくる奴」って認識されたら、普通の会話もできなくなってくる。

別にこれ、格好つけてる感じないよね?おかしくないよね?

「新人に何か教える」という仕事を多少やったとしたら、普通こうなるんじゃないかと思うわけです。

 

新人として働き始めた私

そんなわけで転職。

前任者の方が1ヶ月きっかりで辞めるので、その仕事を辞めるまでの1ヶ月間ですべて引き継ぎを終え、来月から自分ひとりで仕事をやっていく、というものでした。

これが、とんでもない仕事量だったんです。一応、前職から引き続いた業種ではあったんですが、勘の働きそうな仕事はあれど、職場の細かなローカルルールから全く経験の無かった仕事まで、明らかに1ヶ月で引き継げないくらい範囲が広かった。

今具体的に何も書いてないから、事実どうかは置いておいて、少なくとも八木はそう感じたってことです。

そして、前任者の方も「1ヶ月では絶対引き継ぎが終わらないから、一人で対応できるマニュアルと、周囲の人に仕事を分けるようにこの1ヶ月で調整する」とも言っていました。

 

例えば、9月1日に仕事を引き継ぎ始めたとして、1ヶ月周期で経験できる仕事は前任者の方を伴って教わりながら仕事できるんですが、2ヶ月周期の仕事については、10月一人になってから、ぶっつけでやっていくしかないんですね。そういうもの自体がいくつかあることが、仕事を初めて2週間でわかってきた。

 

細かいところで言えば、「お昼休憩どう過ごすか」みたいなのも、会社内で細かなルールとかありますやん。デスクで何まで食って良いのか、とか。社内のドレスコードは、とか。会議のレジメ作成はどういう持ち回りか、とか。

そういう仕事と直接関係ないところで覚えることが山程ある状態で、「前任者が確実にいない状況で正解のわからん仕事を将来しなきゃだめ」ってことを睨みながら、『今日すぐ覚えなければならない仕事』を認識して手をつけていかなきゃダメだったんですね。まあ、転職ってそんなもんかもしれませんが。

 

部長よりよくわからん追求①

そういうときに、その職場で実質一番トップの部長に呼び出された。入って2週間頃です。

内容は「仕事ができていない」「来月から本当に一人でやれるのか」と、いうものでした。結構な大勢の前で怒鳴られましたね。

 

実際できてなかったので、

「(仕事ができてないことに対して)すいません」

「(一人でやれるのかどうかに対して)頑張ります」

と頭を下げました。うん。まあ、これ以上言いようがないな。

ただ、この時点でもう『この謝罪意味あんのか』とは思ってた。

 

部長は、自分の研修内容について把握はしてなかったはずなので、上がってきた結果を見て『できてない、よし説教だ』となったのだと思います。事実、ルールに沿ってできてなかったから、僕は詫びを入れるしかないわけですね。

 

部長よりよくわからん追求② 

一週間後、部長に呼び出されました。お説教でした。

内容は「仕事ができてない」「来月から本当に一人でやれるのか」と、いうものでした。

え?ザ・ワールドでも食らったの俺?

 

仕事の細かなことは書けないのですが、例えば「りんごには『ふじ』と書かれたシールを貼り、箱詰めしましょう」という指示だけとりあえず理解した状態のときに、「これ梨かもしれないけど、一旦りんごってことでシール貼って箱詰めしてもらえないか?」と強めに押してくるお客さんが現れたわけですね。

前任者の先輩に相談すると「こちらも出荷準備したいのはやまやまなので、とりあえずシール貼っとこうか、間違えたら剥がして取り除こう」と言い、別の先輩も「それでいいんじゃない」と言ったので、僕は話を進めました。

そうしたところに「りんごかどうか確認しろよタコ」というお叱りが飛んできたわけです(念の為、僕の目から見たイメージでの話ですが)。

 

僕は、仕事ができていないので「すいません」ととりあえず謝りました。

ただ「一人でできるのか」という2度目の問いに対しては、

 

「まだここにきて3週間で引き継ぎのめどは立ってないし、この1ヶ月で『終わらない』ってことだけは理解した」

「そんな状態で『できるのか』と詰められてもわからない、としか言えない」

 

と素直に答えました。そうすると部長は、

 

「いつまでも前任者の言いなりになってんなよ」

「もっと自分から仕事に関わっていけよ」

 

と怒鳴りました。

僕、なんの証拠もないんですけど、自分から仕事やってたんです。わかった仕事から、自分で「やらせて下さい」とお願いして、できるだけ経験値増やそうとしておりました。そして、今回の件についてはイレギュラーだったため、先輩方が中心で担当されました。あんまり、重く責任も感じられない仕事でした。

そこで改めて『この部長は、自分の研修の進捗について知らない状態で怒鳴ってんだな』と思って、相当嫌になりました。

まあとりあえず「すいません」と謝って、今回のようなイレギュラーなケースは、これまでどういう風に対応していたのか、ということを尋ねると

 

「それはそっちで調べてくれよ」

 

とだけ言って来ました。そんで僕は

 

「あ!!!僕ここで仕事すんの向きませんわ!!!」

 

と今までの借りてきた猫の声を止めて、腹式呼吸で言いました。

もう、腹立ったんで。

 

どうしても部長の意図が理解できん

新人をこうやって詰める意味がまったくわからんかったので。新人は詰められても辞めないと思ってるのか、思ってるとしたらどういう根拠で思ってるのか、こうやって取りようのない責任を追求して、明日からスーパーマンみたいに仕事できるようになると思ってるのか、単なるストレス解消でやってんのか。

とにかく、自分が考える新人研修と全く違う方法論だったのな。

少なくともその部長、50代半ばくらいで、社会人経験も長くて、家庭も持って出世もしてるわけで、自分よりも教育の経験は積み重なってるわけです。どっかしら正しさがある。少なくとも、部長の中で理屈が通ってたりするんだろう。

 

でも、どうしても自分が間違ってると思えないのよな。

 

新人に取れる責任なんかないから、追求に意味がないでしょうよ。

できてない仕事は「誰に」「どのように」「いつ」「そもそも教わったか」を把握した上で、研修の不手際を確認するところからでないの。

「僕が」とは言わんが、企業で人は財産なんじゃないの。

 

自分も部長も怒鳴らずに済む方法がなかったか、考えてしまうのであります。