がんばらないTURBO

元不登校かつ人苦手マンなもんで、大体うらみごとと考えごとをしている。そしてブログにまとめる。音楽、お笑い、e-Sports、本、投資、うすぼんやりした美術鑑賞。

治験に行ったときに体験した雑多な話7つ

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治験の思い出①:メシ早く食え

初めて参加した治験では、その時参加した全体数をグループに分け、投薬の時間を少しずつずらし、その後昼食に行く、というようなことがありました。

そのスケジュールったら厳密なもんでして、分単位でずらして注射を完了したら、「食堂に行ってください」と言われ、言われたら小さな時計をそれぞれに渡して「Aグループのみなさんは、その時計が13:25になったら食べ始めて、15分で食べ終わるようにしてください」と看護師さんから説明がありました。

特に交流を持たない、完全他人同士の男たちが何か世間話をするでもなく、眼の前の食事とデジタル時計をただずっと見つめ続ける3分くらいがものすごくシュールでした。

食堂は、空調の『ゴー』という音と、壁掛けの丸い時計が『カチ、カチ』と音を鳴らしていたのを覚えています。メニューは三色丼でした。

僕は人より食べるのが遅い(よく噛まないと戻しそうになる)ので、15分という時間は正直かなり短く、焦って噛もうとして歯がガチっと鳴ったことを覚えております。

 

まあ、そんくらいスケジュールが厳密ということですね。

 

治験の思い出②:飲み水は全てペットボトルで支給

「蓄尿」というパートがありまして、その計測期間に出した尿は、全て指定のボトルに排尿して提出する、というのがあります。

ある程度尿のサンプルが欲しいのか、「水は適宜飲んでいただきたいが、その際は看護師に飲むことを報告してほしい」と説明がありました。

どういうことかと言いますと、水を飲んだ量を正確に把握するため、市販(だかなんだか)のボトリングされた水をなくなるたびに支給されるんですね。それだと、一本500mlで「何時頃までで何本と現在の残り」みたいな感じで明確に飲水量が把握できるというわけです。

若干ケチくさいところのある自分としては、「僕ごときにペットボトルの水パカパカ飲まさなくてもいいのに」となんかすげえ地球に悪いことしてる気分でした。飲水量の把握に都合いいにしても、もう少しローコストな方法ありそうなんだけど。

「飲水量を正確に測る」という期間が終わったあとは、「この冷蔵庫の中の水は自由にいつでも飲んでいいし、別に看護師に報告もしなくていい」という、ミネラルウォーターフリーな期間もありました。なんせ、飲むものはそれしかいけないので、数日経ったら何の抵抗もなくその冷蔵庫からミネラルウォーター取り出してガブガブ飲むようになりました。

退院時には「水欲しかったら適当に持って帰ってもらっていいですよ」と言われました。本来だったらさ、多分1本100円とかする水なわけですよ。コスト考えたら消費する数なんて少ないほうがいいのに、もう入院してない状態の人間に大盤振る舞いしてましたね。

治験病院は、すべて「治験を完遂する」という目的のために回っている異様な空間でした。まあ完遂すれば水一本のコストなんてカスみたいなもんなんでしょうねえ。

 

治験の思い出③:オリエンタルベーカリーと朝食Bifix

朝食が大阪で局地的におなじみのオリエンタルベーカリーだった。病院とか学校とかにパンを卸しているイメージで、退院後オリエンタルベーカリーの車を見かけると「治験のパンだ…」といつも思ってました。

そして、朝食にはヨーグルトが各社から適当にチョイスしたとか思えないくらいランダムに出てくるのですが、その中で朝食Bifixは大ヒットでした。ヨーグルト、普段から食べる人間ではあるんですが、大体無糖のビヒダスとかブルガリアを薬と思って食べてただけだったので、久々に甘みのあるミニカップのヨーグルトを食べて、これがまたすごい美味しかったもんで、家に帰ってからも買うようになりました。

 

全く自分の意思を介さない食事って、大人になると新鮮なんですよ。

 

治験の思い出④:NARUTOを当時の既刊全て読む

検査が立て込んでないときは、「このままでは人はクズになってしまう」という危機感を持つほど暇であり、また暇であること(動かずに過ごすこと)を病院側も推奨しているため、とにかく本を読みまくりました。

手持ちの本をとりあえず数冊読み切って、活字に飽きたら病院に備え付けられているマンガ図書館のようなところに行って、とにかくビッグタイトルを片っ端から読みました。NARUTOもその一つでした。

初めて読んだ感想としては、「時間が経過すると絵が抜群にうまくなっていってるけど、作風に対して絵柄のスタイリッシュさが合わなくなってる気がした」「多分連載で少しずつ追いつきながら読むのがちょうどいいのだと思うが、全体で一気に読むと同じような話がループしているように思えた」というものでした。

あとは「銀魂」「僕はビートルズ」も読んだ記憶が。ジャンプやマガジンのビッグタイトルはもちろんなんですけど、モーニングやアフタヌーンや、その時ちょっと話題になってたアニメの原作コミックとかも結構なフットワークで揃えられてて、どこぞの待合室で腐り切るまで「魁!!男塾」が並んでる、みたいな状態ではなかったです。

 

病院ではその他、病院から出られず、やることも特にない被験者のために、暇を潰せるような環境が整えられています。映画でもゲームでもありますし、自習室なんかもありました。準備されてはいかがでしょう。

 

治験の思い出⑤:某病院での一人用病室で一人治験

大体は、募集する病院の中にある病棟に入院するのがほとんどなのですが、僕は5回くらいの治験参加の中で、当該病院外での入院をしたこともあります。

もちろん,場所がどこで何をして、とかは細かく言えないのですが、大阪から新幹線に乗って某県に行き、某大学病院の一人用の病室に入院したこともあります。なんだかビジネスホテルより数倍大きな高級感ある部屋で、普通に入院で利用すれば中々お高い値段だそうです。たまたま空いてたため治験に利用したそうな。

ブルーレイ対応のプレイヤーと大きなテレビがありまして、持ち込みで映画を見たりして過ごしました。周りに人がいないし、荷物好きな場所に適当に置いたりすることもできたので、その点では快適でしたね。

ただ、「入院中は一歩でも病室を出てはいけない」という、ホラー映画だったらお調子者が出て殺されるパターンの警告をされました。実際、監視のため部屋は鍵をかけてはいけないようで、コーディネーターの方や看護師さんが急に訪問することもあって、同室の人がいなくても油断しきることはできなかったです。うっかりパンイチで過ごすことができないっていうね。

採血は「いちいち針を刺す」パターンでなく、「注射針を刺しっぱなし」パターンであって、これが痛いわ動けないわでかなりのストレスでした。

某県を訪れたのが人生で初めてではあったのですが、入院パート終了後はわりとぐったりしてしまって、観光や名物を食べることはしないでとっとと家に帰りました。

 

治験はさまざまなところから依頼があって行われますので、こういう遠出を伴ったりするような珍しいパターンもあるみたいですね。

 

治験の思い出⑥:もらった金額について

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多分トータルで5回くらいの治験に参加したと思いますが、初回の治験参加時の金額が一番大きかったです。時間があって、参加可能な治験にも幅があったんですね。

細かくは覚えていませんが、入院数日を2セットと事前検査、事後検査3回くらいで、トータル230,000円くらい。これを封筒に現金で最終日にドンと渡されました。

どういう内訳か説明する紙とかも入ってなくて、コーディネーターの方が「こういう内訳で、合計幾ら入っています。皆さん確認お願いします。」と口頭で説明されました。

そっから、封筒の金を参加者が一斉に取り出して、万札をぺしぺしと数える姿を見て「うわあ、めっちゃゲスいなこの光景…」と、自分でそこに身を置きながらちょっと引いていたのを覚えています。お金は、帰り道のコンビニで20万円は預け入れて、残りは財布にしまいました。ちなみにですが、全てピン札でした。

 

通いだけの治験にも参加したことがありますが、これは検査のたびに毎回1万円ずつ現金で渡されました。何か、そういうお金って、どう使ったのか何も覚えてないっすね。

 

治験の思い出⑦:採血の痛みソムリエ

とにかく採血をします。治験に行ったおかげで「いつもどっちで血取ってます?」という健康診断の際の看護師さんの質問に答えられるようになりました。

採血、すごいうまい人は本当に何も痛くないくらいなんですけど、下手な人はすごい痛いんですよね。僕はもちろん、採血する側に立ったことはないので何も言わないんですが、大体どこを刺すかによって「今日は痛い採血だな」とか検討つくんですよ。

明らかに目立つ青い筋が見えてるところを目指して針を刺す看護師さんが多いのですが、僕の場合そこは結構痛いところなので、本当は「そこじゃなくてもうちょっと真ん中あたりに痛くないところがあるんですけど」っていつも言いたくなるっていう。

十数回とか針刺されるわけで、多少の痛みであっても結構うんざりしてくるのです。やっぱ注射って気持ちいいもんじゃないですからね。

 

あ、関係ないですが、事前検査等で採血した血は、無料で分析してもらって現在の健康状態について印刷して送付してくれたりします。献血とかと同じですね。そういう意味でも、治験は参加する価値ありますよ。